【アメリカで買った犬を日本に連れ帰る】7. USDAの裏書
獣医による健康診断を受けた後は、輸出国政府機関が発行する証明書を取りにいきます。
輸出国政府機関というのはそれぞれの国における動物検疫所に相当する機関です。
アメリカの場合、アメリカ合衆国農務省(United States Department of Agriculture)がこれに当たります。
しかし英文表記の各頭文字を取った「USDA」という略称でやり取りすることの方が多いでしょう。
Form AとForm C
証明書に記載が必要な事項は多岐に渡ります。
日本の動物検疫所のHPに行くと、書かないといけない項目が全て含まれたフォームをダウンロードすることができます。
犬を輸入する場合必要なのはForm AとForm Cです。
Form Aは飼い主が、Form Cは獣医が記入します。
ではUSDAが何をするのかというと、持ち込まれたForm AとForm Cの記載内容とそれを証明する各書類を照合し、間違いがないことを確認した上で、Form AとForm Cにサインをし、エンボスタイプのスタンプを押してくれます。
これを裏書と言います。
裏書後のForm AとForm Cは有効な証明書として取り扱われ、日本に入国した際、動物検疫所に提出することになります。
USDAの裏書は日本通運が代行してくれる
実はこの作業も不安を感じていました。
USDAの手続きには予約が必要です。
健康診断から出国までの時間は限られているので、もし手続きで不備を指摘された場合、獣医との間を行ったり来たりする時間や、あらためて予約を取る時間がありません。
ここで天の助けがありました。
引越をお願いしてた日本通運は、USDAの裏書を代理で取得してくれます。
有料にはなりますが、何度もやったことがある業者であればまず問題は起きないでしょう。
ここはお金よりも確実性を重視し、日通さんにUSDAの裏書取得をお願いすることにしました。