ドリトル先生物語

ドリトル先生物語は文句なしに面白い本なのですが、元々黒人蔑視的な表現があるのはハッキリしていました。岩波書店自身がその旨を述べた文章を第1巻に差し込んでいるくらいです。

第1巻『ドリトル先生アフリカ行き』では、アフリカの黒人の王子が白い肌に憧れて、ドリトル先生(白人!)に騙されるというシーンがあります。
仮に娘が将来この本を手に取ったらどう扱ったら良いものやら。何の説明もしないわけにはいきませんよね。苦笑

けど作者のロフティングは、次の『ドリトル先生航海記』でその王子をオックスフォード大学に留学させてみたり、当時の基準に照らして判断すると、別に差別主義者でもなかったような感じがします。
とは言え、アフリカ出身の人がこれを読んだらあんまり良い気持ちはしないと思うので、難しいところです。
私はこれが気になったので、ドリトル先生シリーズの「動物と自由に話ができる」という要素と、その他いくつかのオマージュを含めつつ、今、娘に見せても問題なさそうな物語を書いてしまいました。

【外部リンク】ハンナと先生 南の国へ行く(アルファポリスのサイトに飛びます)

もちろん面白さでは本家には及ぶべくもありませんが、あくまでも娘へのプレゼントということで。

しかしドリトル先生の魅力、すなわち動物と自由に話ができるというのは、様々な欠点があってもなお捨てがたい素敵な設定ですね。
是非とも絶版とはせず、今後も読み継がれていってほしいなと思います。

現在手に入るタイトルを下にリストアップしました。タイトルは全て岩波少年文庫版です。

『ドリトル先生アフリカゆき』
『ドリトル先生航海記』
『ドリトル先生の郵便局』
『ドリトル先生のサーカス』
『ドリトル先生の動物園』
『ドリトル先生のキャラバン』
『ドリトル先生と月からの使い』
『ドリトル先生月へゆく』
『ドリトル先生月から帰る』
『ドリトル先生と秘密の湖 (上)』
『ドリトル先生と秘密の湖 (下)』
『ドリトル先生と緑のカナリア』
『ドリトル先生の楽しい家』

もしドリトル先生物語に挑戦されたい方がいれば、最初に読むのは『〜アフリカ行き』ではなく「〜航海記」でもいいのかなと思います。
『〜航海記』の方がボリュームがあって、話としても面白いと思います。(その分読むのに時間がかかりますが)

ちなみにドリトル先生物語の読み返しも試みているのですが、現状最初の2冊で止まっています。
リストをあらためて見返してみますと、読んだかどうか覚えていないものが複数含まれていました。
ということはつまり、まだ新しいドリトル先生を楽しめるチャンスが残っているということで、これは正直言って嬉しい。
時間がかかっても読破したいと思います。

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